タンポポを売っても金にならない

ある夕方のこと。
イディエットクンが質屋に来ていた。
「青色のタンポポ、10個持って来まシタ。」
すると質屋店員、売値を算出。
「以上で買い取り金は70円になります。」
イディエットクンはひきつった表情で
「そうですカ…」


イディエットクンは質屋からの帰り道、ココアと
すれ違った。
「タンポポの売値、知ってますカ?」
ココアは何も知らない。
「え、タンポポの売値?」
「1個、7円なんですヨ…」
そしてイディエットクンは、5日前の買い取り証明を出した。
「5日前に売ったあじさいは色に関わらず1個30円で売れまシタ。
14個売りましたので、420円の入手デス。
後、サボテンを8個売って2800円、合わせて3220円換金できまシタ。」
ココアは話の長さに便乗しなかった。
「今日はバラを23個売るんだけど…」
イディエットクンは売値を予想した。
「見積りは、3059円デス。」
ココアは、感謝して質屋へ向かった。
「ありがとうね、イディエットさん!!」
そんな質屋は今日も大忙し。

NDが持ち込んだのは、
「ビーチボールハウス売ってくれ。2つ。」
見積りの結果は2700円。
満足げに買い取りを成立させたのだ。

アナザーキボクラが持ち込んだのは、
「よう店員!!
スタイリッシュベッド!!
5つ売ってくれ!! ボケ!!!」
そんな見積り結果は1200円。
「ベッド売って少し金になったぜ!!!
(善)側のキボクラにもこの質屋薦めないとな!!!!」

その後も質屋は忙しく、ペニーワイズが来店すると、
「パンジー、4つ持って来たぞ」
ペニーワイズのパンジーが、60円で売却できた。
「次は金のサボテンを売ろうかな…」
その直後。銀色のサボテンが下から生えて来たではありませんか。
九条カレンはびっくり。
「えぇぇーーーー!!!!」
「ペニーワイズは死んだ
花は売値と種の値段の差が収益になるな」
ココアもアリス・カターレットも便乗したかのように
「謎が多いね、ペニーワイズさん…」
「だね…」

完!!

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