それはヌードも載る雑誌だったが、一番人気は下着美少女のコーナーだった。

白いコットンのシンプルなデザインで統一されていて、かえってモデルの個性が光るようになっていた。

当時の女子高生の夏の制服はブラジャーが透けていたから、刺繍などでデコしていたものだが、
グラビア美少女のブラはもっとシンプルだった。

そんなふうにスタイルは統一されていても、初体験の下着姿での撮影の感想はさまざまだった。
だから、飽きないのだ。

想像していたより楽しめたとか、
可愛く撮ってもらって嬉しいとか、
せっかくだからサービスしちゃいましたとかいうポジティブなものもあったが、
大半は想像以上に恥ずかしかった、という率直なものだった。

そういう感想は、意外にも、水着撮影を経験したモデルに多かったようだ。

前述したように自前の下着ではなく、支給された撮影用なのだが、それくらいでは羞恥心は薄れない。
下着も水着も同じだろうとカメラマンはいうが、それで抵抗がなくなるはずもなかった。

掲載されるのは「高校の制服(擬似)+下着」が多く、下着を恥ずかしがった美少女は制服でも恥ずかしそうに見えるのが不思議だ。

まれに制服ではなく、
純白アンダースコートを確認できるテニスウェアや、シンプルな練習用レオタード姿にされる娘もいた。
「慣れてるよ」or「やっぱり恥ずかしい」のどちらともとれる笑顔を見せていた。

ある時期、ヌードを承諾したモデルが来月号に完全な裸身で登場するということがあった。誰が下着を取り去る決心をしたのか、乞うご期待というわけだ。

羞恥の下着→勇気→ヌードという図式はそそられるし、初脱ぎだと勝手に思い込んだりもする。
なかには感想文で処女と告白した娘がヌード決意ということもあった。

この場合のヌードとは乳首である。
ドキドキしながらブラジャーを外して、乳首を解禁した瞬間からヌードだという。

そういうものなのか。
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