腰から剣を出し怪物を切り付けると、敵からは黒い血が吹き出した。
「銀鳥、一緒に戦うぞ!」
『スウナシ、スウナシ!ジャラバ!ボテ!』
そう言って剣を振る怪物。
「ワドルディを返せ!!」
怪物の首筋に剣をあて押し付けながら引くとまた黒い血が吹き出して怪物が消える。
あと5体、余裕だろう。
『ソエハニヤラテアエマシクバ!』
「銀鳥、バックルのスイッチをもう一回押せ、必殺技だ」
かち、と押すと。

plasma charge

「ジャンプしてキックしろ」
「ジャンプしてキック、わかった」
地面を踏み締め高く跳ぶ。
「はぁーっ!」

speed Blake

『カヌエウマン、フヂトノハソヌタアマァ!!』

5体連続で撃破して着地すると、足を捻った。
「うわぁぁ!痛え!!」
「騒がしいなあ」
痛いと騒いでいると後ろで見ていた女性が近寄ってきた。
「サロンにワープします。」
と言い放った。

瞬きをすると学校ではない場所にいた。
自分とねばを含め9人ほど人がいる。
「銀鳥様、こちらのジャケットに着替えてください」
綺麗に畳まれたジャケットを渡されて、制服の上着を脱ぎ着る。
「怪我を最低限にする為に作られた頑丈なジャケットです、わ、笑笑 それで、カードにあなたの望む世界を書き込んでもらいたいんですが わ、笑笑、願いはありますか?」
「...ある」
カードを受け取り願いを書く。
"ワドルディが生き返った世界 銀鳥"
「ありがとうございます、保管させてもらいますね、わ、笑笑」


帰り方もわからないのでソファーでくつろいでいると、イカつい顔をした男が近づいて来た。
「新入りか、どうせすぐに退場だな」
そう言うと目の前に座った。
ねばは1人でジュースを飲んでいて助けてくれそうもない。
「お前、何歳だ?」
「17..」
「なんだ、子供か。」
つまらなさそうに去って行った。
男が去るとねばがそそくさと横に来た。
「あいつはゆう、めっちゃ強いんだよ」
ビックリするよ、惚れるかもな?なんて冗談を言う。
「男には惚れないよ、ねばじゃないし、そんなことよりワドルディは?死んだ…のか?願いには生き返った世界って書いたけど」
「………あの怪物、通称ヌマー。あいつらの武器で切られた生身の人間は消滅する。見ただろ?生徒が砂嵐みたいに消えたの」
険しい顔でそう言ったねば。
「普通に死ぬのとは、やっぱり違うんだな…」
「このヒマチャグランプリで勝ち残って願いを叶えればワドルディは生き返る。お前が勝ち残れる確証はないけどな、まあ頑張れよ」
ポンポン、と肩を叩いて去っていったねば。
「俺は絶対にワドルディを生き返らせる、それで一緒にゲームをするんだ...!」
ジリリリ、と電話が鳴った。
先程の女性が電話に出て少し話してから受話器を置いた。
「ヌマーが現れました。今回のヌマーはにるヌマーです。今日はゲームではなく戦いのみでお願いします。わ、笑笑」
ねばと銀鳥以外の全員立ち上がり出て行った。
「銀鳥、行くよ」
そう言われて皆の後を追った。

女性がどこかへみんなをワープさせた。


「おわっ、ここ何処?」
森のような草木が生い茂った薄暗い場所で、キョロキョロと周りを見渡す。
『イクイヘチミ、サスホ!』
そう声が聞こえて振り返るとみんなが一斉に変身して戦い出した。
「え、じゃあ俺も、」
set
「変身!」
soldier
ready to fight

ヌマーに立ち向かうべく走り出して剣の刃を敵に押し付け強く引いてと繰り返していると、一人の仮面ライダーが近づいてきた。
「イルカ?」
ぽかんと言い放つとその仮面ライダーが笑った。
「ふ、お前はカモメだな?初めて見る顔だし、まあ頑張れよ?」
バシバシ、と背中を叩かれた。
「なんだあいつ....てかまたねばsniperなのに物理攻撃してるじゃん」
『ニクシイ、ハソヌ!』
なんでだよ...と思いながらも剣を振るった。
絶対に勝つ、ワドルディとまた遊ぶ為に、生きる為に!






カイルとゆう初登場
にるヌマーはにむるです
ヌマー語解読する人出るの楽しみに待ってるわw
ギーツのネタバレひかえたい

不用品買い取り・遺品整理のことは
十勝リユースにおまかせ下さい

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