とても天気が良い朝、銀鳥はいつものようにワドルディと歩いて高校に向かっていた。
「なぁワド、帰ったら一緒にゲーセン行かない?」
少し考えてワドルディが言った。
「僕はどう○りのがやりたいな、ス○ブラとかでも良いけど」
「じゃあそうしよ!俺の家くる?」
「行く!」
そう話しながら正面を見ずに歩いていると、目の前に電柱がある事に気付かず思い切り頭をゴツンとぶつけた。
「痛っ」
腹を抱えて爆笑するワドルディ。
「何笑ってんだよ!w」
いて〜と笑いながら歩く。

そのままワイワイと話しながら歩いていると、チリンチリンと自転車のベルの音がして、振り向こうとすると真横を黒い自転車が通った。
誰だ?と思ったが、銀鳥おはよう!と話しかけてきて誰かわかった、ねばだ。
「良いなぁ自転車、俺買ってもらえないからなあ」
と銀鳥が言った。
「僕のお母さんも高いからダメって買ってくれないよ」
ケチだよねーと文句を言うワドルディ。
「今度乗せてやるよw」
「借りパクしてやる」
「は?」

学校に着くと靴を脱ぎ靴箱に入れ先生に挨拶しながらワドルディと教室に入って席に座った。
ねばは一つ上の学年なので教室が違う。


昼ご飯も食べ自由時間になるとワドルディとゲームの事で話しながら、それでさーと言った時廊下から悲鳴が聞こえた。
なんだ?と廊下を覗くと謎の怪物が剣を振り生徒達を襲っていた。
剣が当たった生徒たちは砂嵐のように消えていく。
『ソラセア、トオニヘワウ!』
「銀鳥、逃げよう!!」
ワドルディがそう言って腕を引っ張ってくる。
「あ、うん、逃げなきゃ!」
教室から飛び出すと怪物達の目の前にねばが立っているのが見え、ねばの腰にはベルトのようなものが巻かれている。
『ソラセ、アシバータ!トオニヘワウ!』

set

「変身!」
sniper
ready to fight

ねばの体が光り姿が変わる。
何かの動物を模したような頭に、上半身は灰色の鎧のようなものを着けていてスナイパーライフルを手に持っている。
ねばは姿が変わるとすぐに怪物に殴り掛かった。
「sniperなのに殴るのか...」
そう銀鳥が呟いていると怪物が数体こちらに向かってきた。
ぽかんとしているワドルディの腕を掴み走り出す。
ワドルディが誰かの筆箱にあしを引っ掛け転んだ。
リー○エのキーホルダーがついていた。
「ワドルディ!」
逃げようとするワドルディに怪物は剣を突き立てた。
ザッ、と砂嵐のようになりワドルディが消えた。


『アシバーミマウミクデクキユホイトオニハ、サホヤヂクホイバテバマ!トオニへワウ!」
何を言っているのかわからないがそう言って銀鳥に近づく怪物。
「く、くるな!!」
階段を駆け降りようとすると、トン、トン、トンと足跡がして立ち止まる。
銀鳥に近づく怪物の腕をねばが掴み銀鳥から距離を取らせた。
階段を上がってきたのは小柄で綺麗な女性。
「あ、危ないよ!降りなきゃ!」
銀鳥が慌ててそう言った。


「私は怪我をしないので大丈夫です、銀鳥様」
女性はそう落ち着いて言った。
抱えていた緑の箱の蓋をスライドさせ開く女性。
中にはねばのつけているベルトと同じ物と真ん中のペットボトルの蓋のような物、
そのベルトにつけるバックルのような物が入っていた。
「貴方は仮面ライダーです、このベルトで変身してね。わ、笑笑」
消えたワドルディの為にもとベルトを手に取り腰に巻き真ん中にペットボトルの蓋のようなものをセットした。

entry

そしてバックルのようなものを横に挿した。

set

「銀鳥様、それで変身、と言ってバックルのスイッチを押してくださいね!わ、笑笑」

「変身?....よし、変身!」

soldier
ready to fight

カモメのようなヘッドに、青い鎧。
剣と盾が腰についている。
『マクヘトホキニへツエハクバ!ントヤラ!』


「俺が怪物達を倒す!ワドルディの仇だ!」





敵の言語にはちゃんと意味あります
カタカナ適当に打ってるわけじゃないです
解読はお手伝いしません

不用品買い取り・遺品整理のことは
十勝リユースにおまかせ下さい

- MOBI-PAGE -