帰って寝て、朝。
休日なので、気分転換に鮫島市に行こうかなと考えた銀鳥は、カバンに必要な物だけを詰めて家を出た。
駅まで徒歩数分、飲み物を先に買っていこうと思いコンビニに立ち寄った。
「何見てんだよ、お前」
ねばが呆れた声を出して横にいるえめらるどを見る。
雑誌コーナーの隅にある18禁の雑誌を手に取ったえめらるど。
「これ、俺でも買える?」
「18だから買えるだろうけど学校にバレたら停学になるだろ、あそこ厳しいし」
「確かになーw」
そう話している二人を見つけたが、話しかけずにカルピスを手に取りレジへ向かった。
お金を払い、カバンにカルピスを入れてコンビニを出る。
今日は呼び出されたくないな*...と呟いた。
欲しい漫画があり、本屋に行き手に取った。
ワドルディも好きだって言ってたなぁ、この漫画。
アイツを生き返らせる為に、俺は戦っているんだけれども、まだ一度も願いを叶えられていない。
それどころかラスボスには苦戦するばっかりで、このままじゃ助ける前に俺が負けるかもしれない。
助けられたら、一緒にモンハソ展にでも行こうかなぁと考えながら歩き続ける。
電車に揺られて数分、鮫島市に着いて下車する。
「久しぶりだなぁ、鮫島市!海でも見てから美味いもん食いに行くかー!」
はしゃぎながら海岸沿いまで歩く。
綺麗だなー、カイルにでもみせるか!と写真を撮る。
「あれ、そういえば俺カイルのメール知らないわ」
今度聞くかぁ、もう招集されないのが一番だけどなぁと苦笑いをして歩いていると。
バァン!という爆音と共に、鮫島市全体に内側からは出られないようになっているドーム状のバリアが貼られた。
「......はぁ.....初めての発生現場、ね」
ゴシン、ゴシン、と足音が聞こえる。
『ソラセモネシレシタフボスキ、ブアッツニヘワウ!』
銀鳥の目の前に現れた、謎のヌマー。
即座に隠れたその直後にグランプリの連絡用携帯が鳴る。
横浜に即座に電話し、発生現場にいるんですけど...と伝える。
[そうでしたか、わ、笑笑ではすぐに戦い、街を守ってください。わ、笑笑今回のゲームは市民防衛ゲーム、ヌマーから街と市民を守ってください!わ、笑笑、そして今回のヌマーの名は、ナリヌマーです!わ、笑笑]
「は、はい....」
電話を切ると、すぐに腰にベルトを巻く。
set
「変身。」
soldier
ready to fight
剣を取り出すと、すぐにナリヌマーに飛び掛かる。
『ソラセロ、シモヒ、ブアッツニヘワウ!!』
剣を腕で払い退けると、銀鳥の腹を蹴り飛ばす。
「ぐ、っ!」
少し呻くが、よろけた体勢を治してもう一度剣を振り下ろす。
続く
3月ぶりです、どうも
スローペースで描き続けます
ナリヌマーは、ナツヒカリです
- MOBI-PAGE -