「ていうかこれ、いつまで運んでればいいのかな、ヌマー全然見当たらないし」
袋を担ぎながらそういう銀鳥。
「まぁ空っぽになるまで配るか...」
そう言って家にまた侵入しようとしたその時。
『ユヨスニクミュスニャ、ヤッテクニハ。ボツダメアッヘウシセヒナチミヤシウマクヘ、ホヘロカクシトホバホソロス。スク。』
つらつらと何か言いながら襲いかかってきたリタヌマー。
「な、何言ってんだコイツ」
『ソラセ、ヂクホイタ。ボツ、ソラセモニイサシキニッヘシウ。スク。ヌマーヒトオナエハクバマ。ノオノオナシタシベチウバオスマ。スク。』
「なんか大切なこと言ってる気がする...」
(言葉理解できるようになりたいって?じゃあ俺がスパチャしてあげるよ!)
突然そう聞こえて、降ってきた箱。
それを開けると、Ravenバックルが入ってきた。
「みつき?かな、ありがと!」
Raven
battle Raven
「ほら、もっかい言ってみ!」
『ニョスダマシマ。ソラセ、ヂクホイタ。ボツ、ソラセモニイサシキニッヘシウ。スク。ヌマーミトオナエハクバマ。ノオノオナシタシベチウバオスマ。スク。』
(しょうがないな。お前、銀鳥か。僕、お前の知り合いを知っている。うん。ヌマーに殺されたんだな。うん。)
そう聞き取れた。
「...ワドルディの事...?」
『ナサメ。』
(さあね。)
「...なんかイライラする喋り方するからとりあえず殺す」
戦いを再開して、追いやりもう少しで倒せると気を少し緩めた瞬間に思い切り顎を下から殴られた。
「ッぐ..!?」
少し吹っ飛び口から血が流れた。
「あー!イライラする!お前すぐに倒すから!」
Power charge
crusher strike
オノを大きく振りかぶり、翼を大きくはばたかせ勢いのまま当てる。
『ヅ...ッ、ラババ、ラバハハタス。スク。』
(ぐ...っ、まだだ、まだ戦う。うん。)
「コイツ案外弱いな...もう一回当てられれば...」
「ポイントもーらい!」
突然現れたえめらるどが必殺技で蹴りを当てた。
「えっ?」
銀鳥が唖然とする。
その後ろでぽかんとしているねば。
吹っ飛ぶリタヌマー。
爆炎と共に爆発した。
スマホが鳴る。
「第一ゲーム、終了です!わ、笑笑、みなさん帰ってきてください!」
そう流れた。
「えぇ...あっさりと...」
変身を解除して帰った。
「怪我してるじゃん、大丈夫か?」
カイルが救急箱を持って寄ってきた。
「ああ、なんかうざい奴にアッパー食らってさ...w」
「アッパー...??あのバー○ンのハン○ー○ー?」
「それワッパー」
えめらるども近くに来て質問した。
「料理中に使って舞ったらくしゃみめっちゃ出るやつは?」
「それペッパー」
「図工とかする時に使う小さい刃物は?」
カイルが笑いながら聞いた。
「それカッター...遊んでるんじゃないからさあ...」
鏡を見ながら傷を消毒して横浜が来るのを待つ。
すると。
「すみません、わ、笑笑。リタヌマーは撃破寸前で逃げたようでまだ生存しています。今日は一旦帰り、明日の夜ゲームを再開します、わ、笑笑」
「なんだよそれ*」
えめらるどが悔しそうに言った。
「新入りが簡単に倒せるヌマーじゃねーんだよ!w」
はくががそう言ってえめらるどを笑った。
「はぁー?そういうお前はヌマーを見つけることもできなかった癖に!」
「喧嘩すんなよ....」
そばでねばも呆れている。
続
きかんあいてすまん
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