横浜に呼び出され、サロンに集まった。
カイル、雷夢、はくが、ねば、西園寺と後もう一人知らない人間がいる。
「よう、ねば」
座っているねばに陽気に話しかけた。
「...えめらるど、久しぶり」
「ねば、その人誰?」
そう聞いた銀鳥にめんどくさそうに目線を合わせた。
「俺の幼馴染のえめらるど。小学校の時に引っ越したけどな」
「へえ...あ、俺は銀鳥。よろしく」
「よろしく、銀鳥」
「今回のゲームは、クリスマススペシャル☆サンタになってプレゼント配っちゃお*☆ゲームです!わ、笑笑笑、笑 サンタの衣装、そして飛行できるバックルを準備したので着替えてください!
今回のヌマーはリタヌマー、子供を狙う凶悪なヌマーです!わ、笑笑」
「えぇ....サンタの衣装...?」
銀鳥は衣装と共に渡されたjet packバックルに困惑した。
「音でバレない...?w、サンタがかなり文明的だな...」
ふと周りを見る。
うげ....キッショ...とカイルとはくがとねばは衣装を嫌悪している。
雷夢は黒いサンタでウキウキで、えめらるどは赤いがノリノリだ。
「はあ...着替えるか」
「なんでつけ髭まで付いてるんだよ、いらねえだろ」
びっ、と外し捨てたカイル。
「息しづらいよな、でも付けないと脱落になりそうじゃね?」
西園寺がそう言うとカイルが髭を拾い付け直した。
「ああ、そうだな」
「早く行くぞ*!」
はくがが急かすように言いサロンを出ていく。
それを追ってみんな出ていく。
エリアに着くとバックルが届いた。
「お、俺はbattle Axeだ」
そんなことを言っていると、カイルが横で膝から崩れ落ちた。
「なんでmagicianなんだよ...っ」
俺は物理系だろ...と絞り出すように言った。
「ほら、服汚れるぞ!行くよ!」
服を掴み引き摺るように一歩踏み出した所で目の前に大きな白い袋が現れ、中身は全て子供用のおもちゃだった。
「これ運ぶのか...まあいいや」
銀鳥が二つのバックルを構えた。
set
「変身!」
battle Axe jet pack
jet Axe
「あ、俺たちも...」
西園寺がそう言った。
set
「変身!」
sniper jet pack
jet sniper
set
「変身...」
magician jet pack
jet Magic
「行くよ!」
そう西園寺が陽気に言うと袋を担ぎ飛んだ。
えめらるど達も変身し飛んでいく。
「あっ、俺も!!」
暗闇の中、そっと家に入りプレゼントを置く。
普通に不法侵入だな...と思いながらヌマーを探しつつ飛び回る。
続
待たせてすまない
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