ヌマーもどきがうじゃうじゃと湧き出て来る。
気持ちが悪い。
「あいつらも、元人間...?」
「さあな....」
「でも、やるしかないもんね...」
「ああ...やるぞ」
ヌマーもどきに向けて何度も攻撃を繰り返す。
本体はどこだ....
「頑張ってるところ悪りィがこの俺、地獄の猛犬が必ず勝つ。戦っても無駄だぞ」
そう言いながらはくががズカズカと近づいてくる。
「そんなことない!俺達は負けない!」
銀鳥がそう言った。
「ああ、少なくともお前には負けたくない」
カイルも同意した。
「まあ、精々頑張るんだな」
「くそ、本体どこだ...」
カイルが膝に手を着き息を吐く。
「わかんない....」
新しいバックルとかあればいいんだけどなぁ*...とため息をつく。
「アイツに先は越させないぞ」
そう意気込んでカイルは走って行った。
「えっ、カイル!」
後ろから呆れたようなため息が聞こえ振り返る。
「敵はストロングだけじゃない。俺もいるって事を忘れるな、ラッシュ」
ゆうがそう言い放ち肩を叩いてくる。
「いざとなれば俺はお前を殺す。覚悟をしておけ」
とだけ言うとすぐどこかに行った。
「こわ....」
でも、そうだよな、敵ははくがだけじゃない。
カイルだって、今は仲間内でも最後まで残れば後は殺し合いだ。
カイルをこの手で殺す事になるかもしれない、と戦いを躊躇する。
何処からともなく、聞いたことのない声が聞こえた。
『勝チ残りタいなラ、コのバックルを使エ。オ前の身ニ不幸ガ降るだロうが、勝ツためダ。』
「え....?」
突然空に穴が開き、ボックスが落ちてくる。
頭に激突した。
「いっ...て!なんだよ!」
頭を撫でながらボックスを手に取る。
「なんだろ...?」
横にスライドするように蓋を開ける。
二つのバックルが入っていた。
片方には蛇が描かれているバックル。
もう片方には雲の上に赤い果実が描かれているバックル。
「なんか...禍々しいな...」
『ソれを使エば、外ニ出らレる。爆死しナいゾ。』
「なんか怪しいけど...やるか...!」
set
「変身...!」
double Eden
ready to fight
Hell or Heaven, it's up to you.
「なんだ、これ....」
右手は禍々しく、左手は白く優しさを感じる。
今それ以外はわからないが、謎の気迫に押し潰されていく感覚がする。
思考が鈍り、視界が歪む。
続
短いかも!!!!
音声考えるのに2日かかった
短いわすまそ
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