「疲れた...」
げっそり、とカウンターに座り机に伏せる。
「メロンソーダ1個おねがい..」
「わかりました、わ、笑笑」
銀鳥がそう頼むと横浜は笑顔で承諾しキッチンに向かおうとする。
「まって横浜、俺にも同じの一つ」
カイルが慌てて横に来た。
「了解です、わ、笑笑」
「ねえ、カイル」
「なんだ?」
「今日、凄い嫌な予感がするんだ...」
みんなに会えなくなっちゃうような、嫌な予感。
「はぁ*?お前は強いんだから負けねえだろあんなパパ活女子みたいなヌマーに」
「パパ活女子...w はぁ、そうだよな、負けないだろうな。というか、負けられない。」
大切な俺の友達を、生き返らせるんだ。
「俺、悩んでるんだよな。元々望んでた水中で呼吸できる世界を望み続けるか、西園寺を生き返らせるかさ」
広い海の中を、自由に泳いでみたい。
息継ぎを気にせず、ボンベも付けず。
だけど、友達がいなくては自由に泳いでいてもつまらなく、酷く寂しくなるのではないかと。

「何しんみり話してんだ?お前ら」
はくががズカズカと近寄ってきて、横に座る。
「君には関係ないでしょ、」
銀鳥がそう言った。
「俺はスゲーこと知ってるぜ」
アイツら、ヌマーの正体をな。と笑う。
「え、なんだそれ」
カイルが声を出した。
「おー?気になるか?アイツらヌマーはよぉ..."───────────"」
横浜に先に受け取っていたストローが床に落ちる。
「それ...本当か...?」
「ああ、確かだぜ」
「なんでそれを君が知ってるんだ」
銀鳥が疑いの目を向ける。
「俺は全てを見てきたからな、地獄の猛犬は寿命なんて無い。」
自分の事を人間ではない、と言っているのと同じ事を話した。

はくがはその後サロンを立ち去って行き、メロンソーダが届いた。
バニラのアイスクリームが、炭酸に溶けて行く。
それをただ、見つめていた。
「銀鳥、溶けるぞ」
「ああ、うん」
ストローを袋から出して刺して、飲み始めた。


ヌマーがあらわれ、ゲームが再開された。
銀鳥とカイルは、ヌマーに攻撃ができずにいる。
「俺たちが倒してたヌマーが″大罪を犯した元人間″なんてな...」
カイルがぽつり、と呟く。
「大きな罪を犯した人間だからいい、とか思うかもしれないけど、俺たちと同じ人間なのは変わらないからな...」
「でも、やるしかないよ、この街のみんなを守るために、願いを叶える為に...」
銀鳥が俯き手を握りしめながら言う。
「ああ...そうだよな...」

set
「変身」
jet knife
ready to fight

set
「変身...!」
Trident
ready to fight

「行くぞ...!!」
knifeを蹴り上げる銀鳥。
ヌマー目掛けて飛んでいく。
カイルは思い切りTridentを投げつける。
『トイマシワフアバ!ソラセア、ワムヒャシマナシ!』




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