ヌマーもどきが本体のルリヌマーを囲うように立っている。
ぎょろぎょろとまわりを見ながら警戒している。
目が合うと襲いかかってくるが奴らは白線の上に入れないようだ。
「はぁ...めんどくさいステージだなぁ」
アイツらキモいし、はくが強いし、と銀鳥がつぶやく。
「今回も俺勝てないのかなぁ」
「大体いつもそんなもんだ」
カイルがそう言うと群れているヌマーもどきにTridentをぶん投げた。
水を纏いヌマーを貫き連続で撃破していく。
が、意味なくヌマーもどきは増えていく一方。
ルリヌマーにデレデレとしているヌマーもどき達は本当に気持ち悪い。
はくがもその姿を見て気持ち悪そうに顔を引き攣らせながら笑っている。
はくがが手を止めている隙に必死に攻撃する。
だが銀鳥はjet packとknifeだ。
knifeは投げてもほとんどダメージがない。
「くそ、こうなったら...!」
ナイフを地面に置く。
足のjetを付けると力を込め思いっきり蹴った。
凄いスピードで飛んでいくknifeがヌマーを貫通してどんどん撃破していく。
「よし!うまく行った!」
「ふぅん...ナイフも使えるのか」
はくがが考えるように言うとその場を立ち去ろうとする。
「何処に行く気?」
銀鳥がそう聞くと黙って振り返った。
「は、お前には関係ないだろ?ヒマ神の座が近づくんだから黙って戦ってろチキンw」
「鶏じゃねえよカモメだよ!!」
なんなんだあいつ!もう!と地面を蹴る。
「あの距離どうするんだ」
「新しいバックルとか?」
「んなもんねぇだろ」
「そうかぁ」
カイルと銀鳥でぐだぐだ話している。
「なにしてんの、戦わないの」
雷夢がAxeをぶん投げながら近くに来た。
「た、戦うよ!」
落ちている石を思い切り蹴り飛ばす。
ヌマーもどきを貫通しルリヌマーに当たった。
『シ、シハシ!ヒ、ソラセアマミニヘクバン!ハハタセ!カハニモハレミ!』
ルリヌマー本体はそこまで強くないようだ。
周りのヌマーもどきをどうにかすればすぐにカタがつくだろう。
「カイル、俺が周りの奴らどうにかするからTridentでルリヌマーを貫いて!」
「おう、任せとけ」
「しょうがない、私も手伝うよ」
こいつらは戦いにくいからね、と言うとヌマーもどきに向かってAxeを投げる。
銀鳥も落ちている石を力を溜め蹴り飛ばして当てる。
「いけ!カイル!」
Tridentを空中に投げた。
wave finish!
足を高く振り上げトライデントを蹴り飛ばす。
物凄いスピードでルリヌマーめがけて飛んでいく。
が、ルリヌマーはヌマーもどきを盾にして逃げ出した。
「あ、おい!」
「第一回戦は、ヌマー逃走により一旦休戦となります!わ、笑笑」
横浜が何処からか現れてそう言った。
「あいつぅ...」
続
時間空いてすまねえ
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