「....早く探すよ、本体」
静かに雷夢が言った。
何も言わずに頷いた銀鳥はすぐに必殺技をくりだす。

plasma charge
jet strike

ヌマーを5体連続で倒す。
だがしかし気持ち悪いほどすぐにヌマーは湧いてくる。
銀鳥は戦うカイルの前に立つと、soldierバックルを取り外しカイルの前に突き出した。
「コレ、あげるから。西園寺のためにヒマ神になってくれ、俺はいいから。」
カイルは銀鳥をじっと見てからバックルを受け取った。

set
soldier
soldier Trident
ready to fight

無言で相槌を交わすと、カイルが戦いに戻った。
「俺もちゃんと戦わないと、生きるために...」
ふと後ろに気配がし振り向く。
ケヒヒと笑う不気味な犬。
全てのヌマーと特徴が似た額の傷。
目が合うと犬は逃げ始めた。
「みんな!あいつだよ!本体!!」
一斉に追いかけ始める。
「待て!!」
カイルが叫ぶ。
カイルよりひと足先に犬の前に立ち塞がったゆあ。
だが。

犬の牙が伸びて、四方八方からヌマーが現れ。
「ゆあ!!」
もも缶が叫びながら走る。
腕を掴まれ押さえつけられるゆあ。
飛びかかった本体のヌマーがゆあの首筋を噛みちぎった。
だばだばと血が流れる。
「ゆあっ!!!」
逃げる本体を追うライダー達。
その場に残ったのはもも缶とゆあ、銀鳥だけだった。
「おねー...ちゃ...ん...」
西園寺のように、体が砂嵐のようになっている。
「死なないで、ゆあ...!」
「わ、たしの...ぶ、まで、おねえちゃん、がん、ばて..げほ、かって...」

Azure
lose
「ゆあ!!!!!!!」
悲痛な叫び声が響いた。
膝をついたまま動かないもも缶。
銀鳥もそれを見てすぐに走り出した。
あのヌマーは絶対に殺すと決心して。

「えいやっ!!」

Raven Axe Blake

犬に必殺技を当てたのは雷夢だった。

『ツ、ツノ!!ワレオ!!ラバニミハツマシ!スァぁ!!」

叫びながら本体のヌマーの首が切り落とされた。
首が落ちてもなお足をばたつかせている。
そして。

派手な音を鳴らして周りのヌマーも犬も爆発した。
「ヒマ神、降臨だね。わ、笑笑」
雷夢は少し浮かない顔をしている。
周りのライダーはもも缶やカイルを落ち着かせている。
「俺は無力だ...」
そう呟いた銀鳥。

「雷夢様。願いはカードに書かれたこのモノでよろしいですか?わ、笑笑」
たつとが絶対に死なない世界、と描かれたヒマチャカード。
「はい...」
雷夢がそう答えた。




ネタくれよ
新作も投稿するかな出来たし

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