「おらーっ!!」
ジェットで素早く飛びながら剣を振いヌマーの首を断ち切る。
相手は素早く戦いにくい。
そしてどんどん増えていく。
「本体を見つけないと終わらないみたい!」
斧を振いながら雷夢が叫ぶように言った。
「どんなのかわからないよ!」
「どうせヌマーのことだし、体を小さくして隠れてるとかじゃない!」
「そ、そうだね!」

「やるかぁ...」
ねばがめんどくさそうに言った。
「よっしゃ行くぞ!!」
カイルがテンション爆上げでトライデントを持ちヌマーに突き刺している。
2体のヌマーに挟まれたもも缶が後のヌマーに隙を見せてしまった。
爪を伸ばし鋭くした手で体を貫こうと構えるヌマー。
「お姉ちゃん!!」
ゆあが叫んで走り出した。

その瞬間、ザクリと音がした。
ブシャ、ビタビタ、と血が吹き出し滴る音。
全員が音のした方を見る。
もも缶は無傷で、後ろに振り返る。
真っ二つに折れた西園寺の武器が落ちていて、もも缶を守るようにして手を広げ庇い腹に穴が空いている西園寺。
「ぐぁ、は、ぅぐ...っ」
ヌマーは手を引き抜きケラケラと笑っている。
『ンカシンカシ!ンカヌヂウ!ソエモヘチミロマアマシ!』
西園寺と叫び駆け寄るカイル。

Water charge
wave finish

カイルが西園寺の前にいるヌマーを必殺技で撃破した。
「さ、西園寺、大丈夫だぞ、サロンに戻ればどうにか...っ」
「はぁ、っは、っ、む、りだ、てお、くれ、だっ」
変身が解除された西園寺。
カイルと西園寺以外は戦いを再開する。
銀鳥は呆然と見ていた。
西園寺のベルトにしっかりとはめられたIDコアに亀裂が入っていく。
ゲームのバグみたいにザーザーとしている。
「くそ、横浜!どうにかならないのか!!」
空に向かって叫んだ。
だが返答は一切来ない。
「カイル、おれの、げほ、っぶん、まで、か...っ、かち...のこれ、よ...」

train lose

ざーっと、砂嵐のように西園寺の体が消えて。
ベルトが地面に落ちた。
「っ、クソッ!!!」
アスファルトを殴るカイル。
殴った拳がアスファルトで傷つき少し血が流れる。

大切が仲間が、目の前で死んだ。
銀鳥は、拳を握りしめた。





西園寺にキレられても仕方がない案件
時間空いてすまん
短いかも

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