「えいやっ!」
剣を振ったまま走り続けて早15分、流石に足が悲鳴を上げ始めた。
「銀鳥!カメラを落とせば大丈夫なはずだ!カメラを狙うぞ!」
「ね、ねば、わかった!」

plasma charge
「ねば、周りの奴を引きつけて!」
「おう!」
スナイパーライフルの先端を持ち持つ部分でヌマー達を殴る。
「行くぞ!」
speed Blake
カメラに向かって必殺技を放った。
わこヌマーはそれに気づかずカメラを回している、そしてカメラに足先が当たった。
カメラが水風船のように液体を飛ばし弾けて消えた。
「うわ、べとべとする」
「銀鳥、あそこに水道があるから今すぐ洗ってこい!毒だぞ!」
「え、え、わかった!」
急いで駆け出して蛇口を捻り毒がついた部分を洗い流す。
「うわー...ちょっとヒリヒリする」
『チッツキタマニヘツウマクヘバタバマ。ボツガフシヘウモミ!』
「なんかすっげー嘲笑われてる気がする...」
「早く毒流して戦え!」
「わ、わかってる!」
水を止めてすぐに走り出す。

wave finish!
カイルがわこヌマーに必殺技を当てた。
参加者の中で珍しい、高速後ろ回し蹴りの必殺技。
背後から高波が出てきて蹴りと同時にわこヌマーを波が飲み込む。
「かっけー...俺には無理だなー..」
そう呟く銀鳥。
バンッ!とわこヌマーが吹っ飛んで行く。

「横取りさせてもらうぞ!」

hopping upper finish!
吹っ飛んだわこヌマーの下から拳を突き上げて自慢の脚力で高く飛ぶ。
『ヅサザ!ツノ、シハシ!バテマシ!アシバーマクタミ!』
ねばの隙をつき横腹を蹴り飛ばしたわこヌマー。
「*っ!」
銀鳥が駆け出し地面に打ち付けられる前に受け止めた。
「ありがと、銀鳥」
脇腹を痛そうにさするねば。
『ブザラバマ!ヤヤヤァ!アシバーダブザラバマ!ンカシワフヤシチモトケマシ!ハハハ!』


bloody charge

dead Blake
「オラぁっ!」
ゆうがわこヌマーに向かって全力で走り出し、赤く染まった槍でわこヌマーの胸を貫く。
『マ、マクバホ!?ツ、ツノ!マクベカハニモチュスニョキニッヘ、スァァ!』
ドカーン!と派手な音と共に爆発するわこヌマー。

「ねば、休憩室いくぞ」
「お前のいうことなんて聞かねーよ西園寺」
げしげし、と西園寺の足を蹴るねば。
「強がるなー」
えい、と脇腹にデコピンされると、うぐっ!と声をあげて縮こまるねば。
「これじゃ当分戦えないなねば、こいつは俺が連れてくから銀鳥、お前はとりあえず解毒薬でも体にぬっとけよ!放置したら火傷みたいになるからなー」
ばたばた暴れるねばを肩に担いで連れ去る西園寺。

「おねーちゃん、私たち全然ボス倒せないね、」
「大丈夫、絶対に負けないから」



久しぶりに長くかけたのでは?って感じがする(?)
これにはねばも絶句

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