不倫と浮気
出会い 不倫
仕事が忙しくて家には寝るだけに帰っている日々が続いていた。
僕が帰宅すると、妻は温めればいいだけの食事だけを用意して、さっさと寝ている。味気ない夫婦生活だなと思いながら、僕は味噌汁を温めて一人寂しく夕食を取る。
そんな感じで冷めた夕食のような夫婦関係が続いていた。子供を作る予定も考えもなく、生殖機能としてのセックスもご無沙汰だ。恋人の頃は、それこそ猿のように会うたびにセックスをしていたものだけどな、とチンパンジーの亜種のような妻の寝顔を見ながら思う。セックスが楽しいのは、恋人時代までだ。
ただ、僕にも性欲がある。それとなく妻に持ち掛けてみるものの、やんわりと拒否される。寝ている妻の横でオナニーするのも空しいもので、僕が外にセックス相手を求めたのは必然だったのかも知れない。
僕がセックス相手として求めたのは、会社の部下だった。結構、肉食系でガンガンアピールしてくる女子だった。誘われて嫌な気はしない。僕は残業の最中に脱け出して彼女とディープキッスを交わして、退社後に彼女の体にむしゃぶりついた。妻よりも10も年下の彼女の体は最高だった。妻がセックスに応じないのだから、僕が彼女とのセックスに溺れるのは時間の問題だった。
だが、これは浮気だ。不倫と浮気の違いは家庭を壊すか壊さないかにある。不倫と浮気は似て異なるもので、彼女とは体だけの関係だった・・・はずだ。
気づけば、僕は妻に多額の慰謝料を払って離婚をしていた。いつの間にか浮気が不倫になっていたのだ。僕が彼女と再婚したのは半年後のことだった。
そして、現在。再び、僕はセックスレスに陥っている。あれだけ楽しんでいた彼女とのセックスが今ではすっかりご無沙汰で、家庭に入った彼女は何の魅力も感じられない女子になっていた。肉食系とは言え肉を食らいきったら満腹になってそこで終わってしまったのだ。そんな僕の今の浮気相手は、かつての妻である。夫婦だった頃はあれだけ淡白だった妻が、離婚した途端、情熱的なセックスを僕に求めてくるようになったのだ。不倫と浮気の中で行われるセックスこそが、その背徳感から最も興奮をもたらすものだと言うことに僕はようやく気付いたのだった。
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