Episode.3
「たまたま出会った、ボクとキミ」


横浜「……うちらの未来、たったの50日で本当に掴めるのかな。」
tadokoro「50日で未来を掴めるかどうかは運命に導かれる。ただし人間たちが一度消滅する可能性もあるが。」
横浜「………そう。」



2083年 5月4日
東京・渋谷

???「そろそろ、アレを撒いてもいい時かもしれません。」
もっちー「だがしかし、これを撒いた時点で、能力を持つ者がすぐに消してくるだろう。」
???「能力を持つ者……」


tadokoro「今日も情報収集…のためにまずは万全なものを用意しないとな。」
tadokoro「おっちゃん、サンドイッチとコーヒーを1つ。」
サンドイッチ屋「おう。いつものな。」

tadokoro「さて、メッセージを見る辺り例の2人はショッピングをしてそうだ。だがこの予感……何かが起こる。」
ハンク「いやー、拓馬くんありがとう。一緒に戦っただけじゃなくサンドイッチまでくれるなんて。」
鈴木拓馬「あそこのサンドイッチ屋は多くの人が集まるからね。まあ戦いにも休息は必要だ。」
ちくわ「俺ちょうどこの服欲しかったんだよな〜」
tadokoro「あと3秒……」
向かいのビルから爆発音がした。
tadokoro「!!」
ハンク「なんだ!?」
鈴木拓馬「爆発!?」
ちくわ「なんだありゃあ……」
tadokoro「どういうことだ…爆発したビルはすぐそこだ。俺は先に向かう。」
ちくわ「あ、ちょ待ってくれよ!」


tadokoro「……横浜!?」
もっちー「こいつが50日以内に未来を掴みたいとかなんやら言うからさぁ、ボコボコにしちゃったよ。」
tadokoro「何故こんな危ない事をした!!」
横浜「だって、うち、強くなりたくて…」
tadokoro「無茶を言うな!!今のお前の能力は未完成、その状態で敵に突撃した!!自分がなにをしたかわかっているのか!!」
横浜「…………」

???「そろそろアレを撒きましょう。もっちー様。」
もっちー「ああ。ヒマチャ民よ、さらばだ……」
tadokoro「くっ…!!」
ちくわ「おい、なんだよこれ!!」
tadokoro「ちょっと黙ってろ!今は喋るどころじゃない!!」


横浜「田所、みんな……ごめん……」
tadokoro「横浜……おい!!横浜!!」
ハンク「横浜さん!!」
鈴木拓馬「横浜が螺旋ウイルスを浴びた影響で消滅寸前になっている!?現代ではとても考えられない!!」
ちくわ「おい……何がどうなってんだ!!」
横浜「……田所やヒマチャのみんなとは、たまたま出会っただけのかけがえのない存在だった。だからみんなに伝えて。」
tadokoro「何をだ……」
横浜「ヒマチャの世界も、あと48日で滅ぶこと。」
tadokoro「………!!」
横浜「うち、もっと強くなれたかな……?」
tadokoro「……駄目だ!!消えてしまっては勿体ない!!」
横浜「……ありがとう、みんな。」


ハンク「………横浜さんが、消滅した………?」
鈴木拓馬「……ふざけんな……手前……」
ちくわ「なんでだ……こんなのはもうあんまりだ……」

tadokoro「…………………………」







世界&ヒマチャット滅亡まで
あと47日

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