???「あぁ、あぁっ………!!」
この光景を見た瞬間、俺は絶望した。
目の前に溢れる炎、絶望するように死んだ仲間たち。
そう、俺がいたヒマチャット、あの世界はもう、なかった。

Episode.1
「X」


- 滅亡が起きる50日前 -
2083年
日本・東京

ちくわ「今日も今日とて、平和だな。」
俺はちくわ。
地球とは次元の違うヒマチャットから移動してきた特殊な人間だ。
俺は今、30人のヒマチャットの住民と協力し、
「滅亡の50日」に関する情報をかき集めている。
tadokoro「滅亡の50日…文献を解析してみたが、50日後に世界は滅亡を迎えるという文が隠されていた。」
こいつはtadokoro。
現代、2083年より前の2063年に地球に移動してきた者であり、現在は「滅亡の50日」というもの、そして人間が変異した神極体「トランス」という魔物の情報を集めている。
まあ、巷によればtadokoroは亜種生命体やなんやら言われてるが、所詮人間だと思いたいが。
ちくわ「ふむふむ、ちょっと見せてくれないか?」

ハンク・ノワールによる予言
2083年5月から50日後、世界は滅亡し、「新たな世界」を造りあげる準備が整う。

ちくわ「つまり、50日後に世界が滅び、世界が造り変えられるってことか?」
tadokoro「そうそう。後はトランスについてだな。今目の前にいるやつのことだよ。」
サラリーマン?「ウアアアアアアアアア!!!!」
ちくわ「なんだこのバケモノ!?とりあえずやべぇぞ!」
tadokoro「ちくわ、お前は近くの人々を避難させてくれ。その内に俺は時間を稼ぐ。」
トランス「ゴオオオオアアアアアアアア!!!!」
tadokoro「危ないな。でも暴れていられるのも、今のうちだ。」
トランス「………アアッ!?」
tadokoro「いつの間に変な銃とスタンプもどきを持ってたか知らないが、使ってみるしかない。」

ちくわ「おいおいなんだあれ…てかなんだその武器!?」

tadokoro「これで……フィニッシュだ!!」
Bullet Complete.

サラリーマン「あ、あぁ………」

ちくわ「トランスが分離した…!?」
tadokoro「そう。ゼータブラスターとこの謎のスタンプを組み合わせることで、トランスの分離が可能になる。」
ちくわ「すげーな…」
tadokoro「なんかどこかの特撮で見たことある手法だったな。」
ちくわ「滅亡まであと49日。」
tadokoro「あ、ちょうど他のヒマチャ民から連絡が入ったな。」
ちくわ「まあ俺たちも先を急ぐか。」
tadokoro「そうだな。」
ちくわ「(チッ、もっちーめ…なんで3日も連絡よこしてこないんだよ…)」


???「滅亡まであと49日です。もっちー様。」
もっちー「まだ時間はある。まずはヒマチャ民1人ずつを潰す。待っていろ。」

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