妾契約愛人契約
仕事は上手くいっているのだけれど、それ以外にすることがない。
趣味やら特技やら、そういったことがなければ、彼氏もいないからだ。
そこで私は、妾契約をして、日々の生活にスパイスを加えようとしたのだった。
妾契約をしてくれる男性を見つけるにあたって、私が利用したのは、出会えるということで評判が良いあの出会い系サイトである。
男女問わず、誰でも書き込みをすることができる掲示板があるのだが、そこで、妾契約をしてくれる男性を募集したのだった。
「妾契約に興味があります。一度で良いので、誰かの奥さんになりきってみたいのです。私のそんな夢をかなえてくれる男性を、この場を借りて募集したいと思います。至らないところも多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。○ひとみより○」というように。
すると、思っていた以上に、男性から反応があったのだ。
「僕の妾として、美味しいご飯をたべさせてよ☆」
「妾契約をしたら、日々の疲れもなくなりそうですね♪」
「妾になったら、毎晩、満足させてあげるよ(*^-^*)」
こんなにメールが来たら、選びきれないじゃん!
嬉しさの反面、とまどいもあり、私はよく吟味をして男性を選ぶことにした。
そこで縁があったのが、Vだった。
彼は、ややマザコンの傾向があるらしく、外食よりも、おふくろの味に近い料理を作れる女性を探している男性だ。
おふくろの味、というのがなかなか難しく、私は彼からダメ出しをくらうことが多い。
だが、実の奥さんではない。
あくまでも彼と妾契約をしただけだ。
それを踏まえると、実に妾契約は楽なものだ。
ソフレ募集[メールボックス]
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